jojoeri

上田耀司:第三部から入ったということは、やっぱり、スタンド。

川澄綾子:はい。

上田:スタンドの中で、私はこれ大好き!っていうのはあるんですか。


川澄:大好きなのいっぱいあるんですけど、ジョジョの中で一番印象深いのが…ダービー兄なんです。ダービー兄のオシリス神っていうスタンド。
集英社の担当の方に荒木先生にぜひ伝えてくださいって言ったのが「私、表面張力っていう言葉をジョジョで知ったんです!」

上田:あっはっはっは(笑)あのね、コインをこう入れていくやつね。

川澄:そうなんです。中学くらいの頃の私にとっては、衝撃で。

上田:ああ。

川澄:表面張力スゲー!みたいな。チョコの欠片ひとつでそんな変わるんだ!って。私にとってダービー兄が一番印象に残ってるっていう、ちょっとマニアックするぎるかもしれないんですけど(笑)

上田:いやあ、でもあのシーンって変な話、僕は第三部全部読んでるわけじゃないですけど、あれだけ何か知ってるんですよ。

川澄:ですよね。

上田:あれ有名らしいんですよ。

川澄:脱脂綿を指で隠してとか、細けえー!って。スタンドの戦いだったはずなのに細けー!

上田:そうそうそう(笑)スタンドちょっと脇になってますもんね。

川澄:スタンドじゃない、ミリ単位の戦いをしててすごい好きなんですよ。

上田:チョコ挟むとかね。

川澄:脱脂綿を手に忍ばせるとか。あれいいですよね。あのエピソード。



上田:今回、ジョジョといえばスタンドというイメージがある中で、原点の波紋を改めて見直すというかね。

川澄:そう、波紋を知らない方とかもけっこう多くて。

上田:あれ面白かったですよね、こんな重い石も持てる!

川澄:あれはOA見てこんな、通販番組みたいなことになるとは思わなくて。

上田:アングルがすごい良いよね(笑)

川澄:「ジョナサン、その石はどこから?」

上田:(笑)

川澄:ジョナサンも「信じられない!」って(笑)

上田:そうそうそう。

川澄:私も波紋エネルギー、波紋欲しいなーと思いましたね。あと、なんかよく聞くのが最近、ネットとかの用語だと思ってたものが…

上田:そうそう。

川澄:実はジョジョがオリジナルだったっていうのを知る人が多いって。「そこに痺れる、憧れるゥ!」とか。

上田:あまりにも名言すぎて、言葉だけが一人歩きしていっちゃってるっていう。

川澄:それってすごいことですよね。

上田:そうだ、ジョジョ展行ったんですよね。

川澄:行きました。

上田:僕は別の日に行ったんですけど。改めてどうでした?感想っていうのは。

川澄:第一部少なっ!ていうのが、正直な感想(笑)

上田:まぁね(笑)

川澄:けっこう面白かったのが波紋の床とか。

上田:ファンの方を楽しませようっていう仕掛けがいっぱいあってね。

川澄:興津くんが「ジョナサンのピンバッチがいつまでも出ない」って。

上田:ああ。

川澄:ガシャポンのね。興津くんがやりたいやりたいって言ってて。「興津くん、出ないね。じゃあしょうがないから、私がやるね」って私が千円くらいつぎ込んだら出たんで、あげました。

上田:やさしい(笑)大好きなジョジョの原画を間近で見たときの、その感想っていうのは。

川澄:第一部のパワフルな感じから、どんどんスタイリッシュになっていきますよね。

上田:そうそう。

川澄:荒木先生の色彩感覚とかって漫画の域を超えてて、現代アートみたいになってるから。岸辺露伴がシュプールとコラボしてたのとか、あとGUCCHIですよね。GUCCHIのコラボの絵とか、本当にかっこいいんですよ。

上田:ちゃんと成立しちゃう。

川澄:しちゃうんですよ。他のアニメとか漫画だと難しいかもって思うくらいの馴染みっぷり、ファッションとか。

上田:おそらく荒木先生が元々モードとかに御興味がおありで、色々参考にして描いておられたものが、どんどん自分のものになっていったっていう。

川澄:時代が追いついてきたみたいな感じもあるぐらい、センセーショナルですよね。色使いとかデザインとか。

上田:ジョジョ立ちとかもRanwayのモデルさんのポーズとか、あのへんからインスピレーションを持っていらっしゃるのかなとか、その時にわかって。



川澄:やりたくなりますよね、ジョジョ立ち。

上田:ジョジョ立ち大会とか行きたかったんじゃないですか。

川澄:行きたかったです!

上田:(笑)

川澄:だから取材とかでこう、ね、ジョジョポーズを。興津くん、すごい上手なんですよジョナサンのポーズ。

上田:はっはっは(笑)

川澄:すごいマスターしてるんですよ、今もう。

上田:フィギュア買ってね。毎日あれ見ながら練習してるんじゃないですかね。

川澄:あれけっこう高かったんですけど。興津くんの耳元に「興津くんが買わなくて誰が買うの」って。「もうなくなっちゃうかもしれないよ」って、ずーっと。

上田:なんか…ことあるごとにプレッシャーかけますね(笑)

川澄:でもそれはね、「買ってよかったです川澄さん」って言われましたよ。

上田:(笑)



エンディング


上田:JOJOraDIO、第4回いかがだったでしょうか。前回に引き続き川澄綾子さんをお迎えしてお話しいただきました。大のジョジョファンということで、進行としてはとてもやりやすくて(笑)ありがとうございましたという感じでございます。
次回のJOJOraDIOもどうぞお楽しみに。お相手はスピードワゴン役の上田燿司でした。


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