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川:だから、よくはわからないけど一瞬でジョナサンのことを理解する、みたいな。勝手なイメージですけど。時代と彼女の性格で、そんな印象ですね。

上:確かに時代として、今みたいに携帯でパシッとすぐに写真撮ったりとかメールのやりとりしたりとかね、そういうのって…

川:そうなんですよ。

上:頑張っても手紙のやりとりぐらいでしょう。そういう時代だから、実際に会って話してなんとなく肌のぬくもりを感じたりとかっていう印象の具合が、今の人よりもっと強烈なのかもしれないですね。

川:そうかもしれないですね。ジョナサンもきっと言ってないんですよ、何があったのかって。

上:ああ、そうか。




川:エリナには一言も。

上:そんな感じがする、ジョースターさんなら(笑)

川:そう(笑)ジョースターさんならエリナには心配かけたくないので言わないんですけど、言わなくても大丈夫っていうのがあの時代なのかな~って。今だったら「今日、ディオ倒してきて大変だったよー」みたいなのがあると思うんですけど。

上:はっはっは。軽い(笑)

川:「えっなになに?!どうしたの?」ってなる。

上:「いやー今日さぁ、大変だったんだぜ」

川:「最後に目から体液出したんだぜ」「うっそー?!」みたいな。

上:(笑)台無しだったな、それだと(笑)

川:なんかわからないけど大変だったのね、ジョナサン、っていう。

上:背中で読み取る、みたいなね。

川:いいですね。

上:すばらしい。

川:エリナ、いい女ですよね。

上:謎が多い分、惹きつけるものがあるっていうか。なんだろうこの人?っていう。スピードワゴンも看病してる姿を見て、この人は…って。

川:あのスピードワゴンさんがね、本当だったらドアを蹴破って入っていきそうな勢いだったじゃないですか、病院(のシーン)。

上:そうそう。

川:それを見て帰らせるエリナの佇まいというかね。

上:スピードワゴンはそのへんを読み取る力は凄いんで。

川:そうですよね。

上:只者じゃねえ!っていう。

上:第二部の話にいっちゃってもいいですか。

川:はい。

上:50年経ちまして。ちょっとこれ、声優として、川澄さんとしては挑戦というか。

川:大挑戦ですね。たぶん私、最高齢で40歳くらいしかやったことないと思うんですよ。なので、75歳って…。でもまぁ、ね、スピードワゴンさんもストレイツォさんもそうですし。

上:皆さんね。

川:自分としても挑戦でしたし、もっと年齢の経過感を、とか思ったんですけど。それでもやっぱり自分が演れてよかったな、というか。同じ声優がやることに意味があると思ってくださいって。替えられても不思議じゃないんですよ、普通は。

上:普通の作品なら、スピードワゴンにしたって50年経てば普通はね。チェンジしますよね。

川:だから本当に演れて嬉しかったのと…この話、興津さんしました?戦闘潮流になってからのOAの時にメールが来た話。第一部の最終回の時にはそこまで感じなかったけど、第二部の第1話を見て「エリナが生きていてくれたことに、本当に…」っていう話を。

上:あ、言ってたかも。本当にジョナサンの気持ちになってるんだなぁって(笑)

川:「涙が出た」って言ってました。

上:ああ。

川:それもあって、自分が演れてよかったなって。興津さんがそう思ってくれるんだったら。

上:確かに僕もそうなんですけど、第一部を通ってきて、持って、それを繋ぐことができる。

川:そうですね。

上:技術的な面だったりもあるんですけど。

川:声質的なとか。

上:でも、そこを上回る想いを、きちっと経験したものをそのまま続きに持ってこれるっていうのは役者冥利に尽きるところはありますよね。

川:思いました。特にリサリサとか見ると本当に不思議な気持ちなんですけど。

上:そうか、あのときのあの赤ん坊がこんなにって。

川:そうそう。ジョセフも、もー誰に似たんだか、こんな軽くなっちゃって、って思って(笑)

上:ははは(笑)

川:ジョナサンはあんなに真面目だったのに、とか。興津くんにも「あのとき助けた子供と孫はこんなに立派に育ちましたよ」って返信したら「号泣」って返事が返ってきて(笑)なんかほんと、良かったです。

上:第一部の最終回の、あのあたりっていうのはどういう思いでいらっしゃったんですか。

川:自分が原作読んでたときとは違って、演じてみて、こんなにつらいことがあるのかって思いましたね。やっと会えたジョナサンなのにって。あと、これも時代かもしれないんですけど「一度会った」とか「昔少し付き合ってた」とか、間が空いてからまた会って、そんなに深く知らないけどそこまで愛せるっていう…なんでしょうかね、本当にジョナサンの「エリナ、幸せに」っていう台詞はけっこうきましたね。

上:そうですか。

川:うん。最後、棺桶に乗って、乗る前のエリナの表情が凄い良いんですよ。

上:ね。あの目がすごく。

川:そうなんですよ。凄く難しかったんですけど、あそこは(笑)

上:へへへ(笑)

川:美しすぎます!とか。

上:ねえ。混乱と凄惨な場面が目の前で広がってて、そこでエリナはやっぱりブレないというか。あたふたしないで、私はどこへ、なにをしたらいいんだ、っていうのをシュッと。混乱しないでピントを搾れていくっていうのがあったから、すごいなと思って。

川:「共に死にます」って言って、でも自分の意思で生きてくれってジョナサンが言ったことに対して、その決断ってやっぱり守られてるだけの女性だったら…変な話、一緒に死んじゃったほうが楽なんですよね。

上:うん。

川:でもそうはしない、っていうのがエリナの強さだと思うので。


エンディング

上:JOJOraDIO、第3回いかがだったでしょうか。次回もエリナ・ジョースター役の川澄綾子さんをお招きして沢山のジョジョ愛について語っていただきたいと思っております。

上:この番組、皆さん聴いていただいて沢山メッセージをいただいてますので、せっかくですからここでご紹介させていただきたいと思います。

リスナーメール(18歳・女性):(学校でジョジョの技の真似をしたり、髪の毛をふりまわしてブラフォードの真似をしたりしています)

上:意外ッ!それは髪の毛ッ!ってね(笑)ありがとうございます。皆さんの愛に応えるべく、いいお話をどんどん引き出していきたいと思います。というわけで、そろそろお別れの時間です。JOJOraDIO、お相手はスピードワゴン役の上田燿司でした。


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