ジョセフ・ジョースターの魅力
上田:前回はスモーキーから見たジョセフというより、杉田智和君のお話になってしまったんですけれども。
林:はい。
上田:ジョセフに対してはどうお考えですか?
林:母親に対する愛情の強い、正義感のあるキャラだなという印象です。時代背景を考えると「黒人だから」と差別をする人が多々いる中で、分け隔てなく困っている人を助けてくれる。フラットに見てくれる仲間なんだなと。杉田さんのお芝居からそれが伝わってきたので、素直に寄り添っていけましたね。
上田:うん。
林:なんだかんだいっても「ジョセフと一緒にいればなんとかなる」っていう信頼感もあって。
上田:ジョセフって何の根拠もないのに「俺は大丈夫」って言ってしまえる、それが強いですね。
林:飄々としているというか、楽観視できる人なんでしょう。
上田:そこが一番の魅力なのかな。
林:そういうところ、原作を見て「こう言ってほしい」と思ってた台詞を杉田さんが見事に言ってくれましたね。
上田:最終回あたりで「あ、俺死ぬ」って思ったシーンがすごく印象的で。彼がそう思った時に見えざる力が動いたのかなと僕の中では思ってるんですけど。
林:最後の戦いまできて「逃げるんだよォ~!」って言えるジョセフ。
上田:カーズが本気を出せばすぐ殺せそうな相手なんですけど、それをさせない。まあ、それをやっちゃうとお話が終わってしまうんですけども(笑)
林:それはそれで(笑)
上田:「来週から『究極生物カーズ』が始まります」
林:はっはっは。すごいグロい漫画になるでしょうねえ。
OP映像やオンエアについて
上田:オープニング映像を見られての感想なんかは。
林:違ったお仕事で一緒の、とあるディレクターさんが「ジョジョのオープニングが好きでいつもそれを見て寝るんです」って言ってましたよ。
上田:え、本編見てくださいよ。
林:あっはっは(笑) いや、「本編も見たんですけど良かったです」って。M村さんです。
上田:ああ~。言いそう(笑)
林:ね。
上田:忙しい方ですからね。
林:ええ。とにかく「オープニングが好き」。
上田:第一部も第二部もジョジョを大好きな神風動画さんが作成されていて。ゆっくりご覧になっていない方はわからないかもしれないんですけど、「監督ッ」て文字にちゃんとこう「ッ」が入っていたり、「神風動画」の「風」の部分が砂嵐になっていたりするんですよ。
林:はー。
上田:曲も僕らがアニメを見ていた時代に寄せた感じになっていて。タイアップとかでまったく関係ない曲が使われるってことでもなく。
林:ジョジョのために作られた曲ですよね。
上田:第二部はまた第一部と違ったトリッキーな要素が多い話だから、それも反映されてるのかなという感じでした。
林:ジョジョのために作られたオープニングだから、そこからもう見ごたえがある。「オープニングだけでも見たい」って仰る方がいるくらいですから、個性が際立ってて面白いですよね。
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