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<ゲスト紹介>

林勇。数々の印象深いセリフを残したスモーキー・ブラウンを演じた男。林勇が語るジョジョの魅力とは。

上田:「逃げるんだよォーッスモーキー!」

林:「うわああ~!なんだあの男は~!」

上田:よろしくお願いします(笑)

林:よろしくお願いします。林勇でーす。

上田:ごめんね杉田君。杉田君周りのファンに首絞められそう。

林:いやいや。言いやすかったです。

上田:林さんといえばですね、子役時代からお仕事をなさっている。

林:経歴だけは長いんですけれども。薄っぺらい芸歴でございます。

上田:何歳のころから役者をやられてるんでしたっけ?

林:5歳のころから、あの…お花の劇団に入って。

上田:お花の劇団(笑) 某有名な。




林:今30歳で、芸歴は25年くらいですね。ジョジョと同じ。

上田:ほんとだ。ジョジョの原作にふれたのは?

林:小学校の時にジャンプで見たのがはじめてでしたね。今回お仕事をいただいて改めて読みました。

上田:業界でも好きな人がいっぱいいて。

林:ねえ。

上田:だってこのプロジェクト(アニメ化)が始まってからの業界のそわそわ感が…

林:ははは(笑)

上田:メインどころをやってる人はもう、その話ばっかりしてて。特に男の子なんかは。林さんはオーディションは?

林:今回はオーディションなくて、直で役をいただきました。なんとも幸せだなと思うんですけれども。

上田:ということはアフレコが始まってから「出てる」「スモーキー演ってる」と言われるように。

林:ええ。業界の方だったり友達だったりとか、そういうところから。自分からは伝えてないのに「出てるじゃん」って言われてね。優越感。

上田:はっはっは(笑) 

林:嬉しかったです。

上田:そういうことを言われて「かなり注目度が高いんだな」というのを感じられて。

林:ええ。かなり壮大な感じ。アニメ放送を見させていただいて、人気が出る理由がわかりましたね。他のアニメにはない「ジョジョ色」みたいなものがあるじゃないですか。それは収録の時や原作を見ても感じました。すごく面白い経験をさせていただいた現場だった。




収録現場に行って感じたこと、スモーキーを演じる上での心がけ

上田:スモーキーは10話から入ってくるんですよね。

林:ええ。

上田:入る前にOAご覧になって、どうでしたか。

林:「すごいな」と思いました。

上田:最初の収録の時は面食らったでしょ?

林:うん。他のアニメとかだったら「1」のところを、ジョジョだと「3」ぐらいいっていい、みたいなところ、あるでしょ。

上田:そうそう(笑)

林:熱量が半端じゃない。他の人が喋ってるのを見てても刺激的で面白かったし。

上田:ストレイツォの飛田さんは第一部から引き続き出ておられて、その熱量を引き継いでこられてるんですけど。第二部の1話でもう「よしきた、やったるぜ」みたいな…すごいノリだったじゃないですか。

林:ええ、ええ。なんかね(笑)

上田:「そこまでやるんだ…?」みたいな(笑) スモーキーを演じるにあたってその辺はどうでしたか。

林:第一部の時点でジョジョの世界観が出来上がっていたので、第二部からのキャラクターを演じるにあたっては、その熱量を継承していくのを大事にしたいな、と思ってました。

上田:ほー。

林:スモーキーという役を自分だったらどういうふうに演じるか、原作のファンの方がどういうアプローチを求めているのか。第一部の流れに乗っかりながら、どれだけ僕の材料を使ってスモーキーという役を皆さんに楽しんで聞いていただけるか。考えましたね。

上田:第二部の始めはスピードワゴンとかがジョジョのそばにいなくて。

林:そうですね。モノローグとかが多い。

上田:スモーキーは視聴者に近い立場から解説するという、第一部のスピードワゴン的な役に近かった。

林:そうですね。モノローグってジョジョの生い立ちなんかを説明する役どころであったりセリフであったりして、長いじゃないですか。あのね…長セリフはやっぱり緊張するんですよ。

上田:ははは。

林:気合を入れて行ったのが、熱いあの現場には合ってたのかなって思います。

(2/3へ続く)